【子どもの発達もしかして…と感じたら】焦らない、最初の一歩

子育てのモヤモヤ

こどもの発達に「ん?」と違和感を覚えたとき。

親として真っ先に感じるのは、不安と焦り、ですよね。

でも、焦りはときに

  • 子どもの本来の姿を見失わせたり
  • 支援先選びを誤らせたり

する危険なエネルギーにもなり得ます。

慌てず、確実に初めの一歩を。心身ともに疲弊しないように―――

まずは深呼吸してから。

落ち着いて、一歩ずつ歩き出すために、この記事を読んでみてください。

気になることはメモに整理してみましょう

まずは、我が子のどんな様子が気になったのかを客観的に捉え

第三者にしっかりと伝えられることが大切です。

焦る気持ちをぐっとこらえて

  • どんな行動が気になるのか
  • いつから気になり始めたのか
  • 家庭と園、学校での様子に差があるか
  • 日常生活の困りごと、どのくらい支障が出ているのか

この4点をメモにまとめるだけでもOK!

これらを簡単にまとめておくと、後々の相談がぐっとスムーズになります。

“なんとなく”のモヤモヤを言葉にしてみることで、ママの気持ちも少し落ち着きます。

焦る気持ちをノートにぶつけるだけでも良しとしましょう!

「かかりつけ医」または「発達相談窓口」に相談

誰に相談しようか迷ったら

まずはかかりつけの小児科医、もしくは自治体の発達相談窓口へ。

  • 小児科医は、身体面・発達面を医学的観点から診てくれます。
  • 市町村の相談窓口(保健センターなど)なら、必要に応じた窓口を案内してもらえます。

「療育施設どこにしよう・・・」と悩む前に、適切な「入口」をくぐることが重要です。

要は、最初に相談する相手を間違えないということです。

やみくもに療育先を探すより、相談が先。急がば回れです。

「療育=すぐ解決」ではないと心得る

「早期支援」「早期療育」

良かれと思って使われる言葉が、時に親を不安に陥れ、焦らせる危うさを持っています。

現実的な話になりますが、療育はとても心強い支援でも、「すぐ何とかしてもらえる場所」ではありません。

療育に行けば何かが変わるんじゃないかと、不安なママたちは思いがちですが

療育は即効薬ではなく、じっくり効いていくサポートだということをまず認識すること。

  • 子どもの育ちを長い目で支えていくためのサポート
  • 親も一緒に学び、成長する場所

そんなふうに捉えると、力の入れ方が自然と変わってくるのではないでしょうか。

どこが一番いいの!?早く予約しなきゃ!?

焦ると尚更、わけが分からなくなってしまいます。

大事なのは子どもに合った支援を納得して選ぶこと。

そのためには、多少時間がかかっても大丈夫。

「急がない勇気」も親にとっての大切な力、なのです。

子どもの発達が気になった時にありがちな失敗例とその対策

焦ってネット検索に溺れる

検索ワード:「2歳 言葉が遅い 発達障害」「3歳 かんしゃく 自閉症」

止まらない…深夜の検索地獄。

対策:ネット情報は「一般論」と割り切り、我が子の「今の姿」を直視すること。

ネット情報は「誰かの子の話」であって、「うちの子」ではありません。

大事なのは「うちの子がどんなふうに困っているか」を理解すること。

“検索より観察”・・・これ案外、魔法の合言葉です。

すぐに療育施設を申し込もうとする

ママが頑張っている証拠…なんですが。やみくもに申し込むと

  • 合わない支援先に通う羽目になる
  • かえって親子ともに疲弊する、なんてことも。

こんなはずじゃなかった・・・

対策:まずは相談、そして評価(アセスメント)の順序をたどる。

発達センターや専門医で、きちんと今の発達の状況をみてもらい

その上で「うちの子にはこの支援が合いそう」という方向性がみえてきます。

焦って予約しても、いいことはあまりありません。

結局、他の施設を探す、子どもがより不安定になる、といったマイナスなことが起こりがち。

(焦ってネットショッピングして、届いたらサイズが合わなかった時みたいなもの…)

親だけで判断して突っ走る

親の勘って結構するどいものですが

一人で「これしかない!!!」と決めつけると

柔軟な選択肢が見えにくくなります。

思ってたんと違う・・・

対策:第三者の意見を取り入れる!

かかりつけ医、園や学校の先生など、周囲の専門家に客観的な意見をもらいましょう。

うちの子ってこうなんですけど、どう見えますか?って。

他人の目を借りることで、見えてくるもの、意外とあるんですよね。

「今すぐ結果が出ないとダメ」と思い込む

これは親心の極み。

だけど、発達支援は長距離マラソンであって、100m走じゃありません。

すぐには変わらなくても、半年後、1年後に

あの時始めてよかったっ

と思えることも多い、すなわち長〜い目で見ることが大切なのです。

対策:小さな変化を喜ぶ目を持ってみること。

  • 今日は着替えの声掛けが一回で済んだ!
  • 自分から「いやだ」と言えた!
  • 目が合う時間がちょっと長くなった!

そんな小さな一歩に気づいて、ことが進んでいることを認識し、ママ自身が自分をほめること。

夜中にこっそり、甘いものを食べて自分を労いましょう。私はいつもこうです。

甘いの食ってなきゃやってらんねー

黒い自分が見え始めた時、自分の気持ちのリセット方法を確認しておきましょう。

まとめ:焦るのは当然、でも焦らなくても大丈夫

子どもの発達が気になる時、親はつい

「急がなきゃ」「早く」「どうにかしなきゃ」と思ってしまいます。

先行きの見えない不安、我が子はどうなってしまうのだろうと。

わかります、私もかつてはその一人でした。

誰が私の気持ちをわかってくれるだろうか・・・

誰がこの子を導いてくれるのだろうか・・・

私はこのまま、一生苦しいままなのか・・・?

でも、大丈夫です。道は必ず、あるはずだから。

  • 冷静に整理して
  • 周りの力をちゃんと借りて
  • 誰かによりかかりながら
  • 一緒に歩いていけばいい

急がば回れ、どころか「回ったほうが良かった」ってこともあるんです

あなたはすでに、子どものために一歩を踏み出せましたから、大丈夫。焦らず、深呼吸。

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