【双子のファンタジー世界】謎の生物ミイミイを紐解いていく①

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双子が物心ついた頃から、二人の会話によく出てくるキーワードがあります。

その名はミイミイ

事あるごとにその名前が出てきて、二人でキャッキャとごっこ遊びをします。

どうやらそれは空想上の生き物なようです。

もう何年も、ミイミイの存在に気づいていたのに、詳しく掘り下げたことがなかったので

先日、思い切って二人にインタビューしてみました!

ミイミイって誰なの?

登場人物

ミイミイを主人公として、家族がいるようです。

その家族をご紹介します。その名もミカバファミリー!

  • 父:ミカバ
  • 母:ミンド
  • 長男:ミイミイ&次男:ミーロ―(双子)
  • 三男:ミルキー&四男:ミーキー(双子)
  • 五男:ミキカバー&六男:ミーサ

という、8人家族の設定。

なんだこれは…

私はミイミイだけだと思っていたのに、なんと家族設定まで出来上がっていました(笑)

見た目はどんな?どんな生き物?

体が手のひらサイズ、肌色の生き物。

手はあるのだけどほとんど使わないから退化していて

足を使ってごはんを食べたり、物を掴んだりするそうです。

主食は果物で、主にバイナップルとメロンを食べていて

ビタミンCを好むとのこと。

たまに脂っこいものを食べるという設定もあり、ラーメンや餃子が好きなんだって。

(この辺りは完全に双子が好きな食べ物w)

家族がもう一人増える

「明日、ミサローが生まれるんだ」と双子たちが。

なんでも、お母さんのお腹の中で温めた卵が、上に上がってきて

耳からポロッと出てくるんですって(!!)

この世界の気になるところ・なんかすごいところ

母・ミンドの耳から卵が出てくる独自の生命観

生まれてくる場所が耳からっていう発想は、一般的な常識にとらわれずに

「想像の自由さ」を感じます。

しかも”耳”って、聞くための器官でもあるから、「音」「秘密」「言葉」

=つまり双子だけのコミュニケーションが関係しているのかもしれません。

登場人物が”これから生まれる、まだ増える”という設定

未来がまだ決まっていない=自分達で世界を作っていける余白を持っているということ。

予定を決めることも含めて、創造の楽しさがあります。

聞いている方も興味深く、「それでそれで!?」と楽しくなってきます。

ファンタジー世界が現在進行系で進化している

子どもたちが成長していく中で、この世界も一緒に成長していく…

まさに二人の内面の反映。

もしかしたら、最初は子どもがミイミイだけだったのが

長年の二人のやり取りからどんどん子どもたちが増えていったのかもしれません。

「ミイミイ」は空想の生き物だけど、その中で心の動きや関係性

兄弟の力関係、好き嫌い、将来への希望なんかもジワジワと滲んでくるのかもしれません。

双子にだけ通じる世界って…

双子で生まれていない人間からしてみれば

双子ってほんとに不思議な生き物!

この不思議な世界観をちょっと分析してみます。

「秘密の共有」が絆を深める

双子は同じ時間、同じ環境で育つことが多く、共通の体験がとにかく多いです。

そんな中で、二人だけに通じる「ファンタジー世界」を作るのは

「自分達だけの世界を持つこと」で、安心感や信頼関係を深める役割が考えられます。

実際、姉はその中に全く入らないし、そのごっこ遊びに呼ばれることもありません。

本当に二人だけの世界、その最中は他のものが全く目に入らないし、聞こえません。

だからこれを忙しい朝にやられると、ほんとにイライラする(笑)

「想像力」と「ごっこ遊び」の発達

現在小3、年齢的にはまだ空想やファンタジーの世界を楽しめるようです。

しかも双子の場合、想像の世界を一緒に作って、どんどん発展させることができます。

それは「共同創造」といわれる、とても豊かな遊びの形。

双子特有の「ツイン・ランゲージ」

双子には、お互いにしか通じない言語(造語や発音のクセなど)を使うことがあるようです。

これを「ツインランゲージ」と呼ぶようで、ファンタジーの世界もある意味では

この一種なのかもしれません。

周囲に理解されなくても、2人の間では完全に意味が通じ合うことなのです。

外の世界との境界線

ファンタジーの世界が「外の世界=現実」と少し違っているのは

もしかすると「双子だけの世界を守りたい」という無意識の防衛本能である可能性も。

そこにはお姉ちゃんは敢えて入れたくないとか、ママには内緒…とか。

喜んで教えてくれましたが(笑)

自我と個性の発達途中

双子は「同じ」と見られがちですが、本当は一人ひとりが違う個性の持ち主。

その中で「二人だけにしかない世界」を持つことは

「自分たちは特別」「ここでは自由にいられる」という

自己肯定感を持つことができるのかもしれません。

―つづく―

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